きのう営業車で移動中、トイレ休憩に九州自動車道のサービスエリアに寄った。
トイレを済ませ、手を洗っていた。
「ばたん!」とおきな音がしたので、何事だ?と振り返ってみた。
何のことはない、個室から出た人が少し力を入れすぎてドアを閉めただけだった。
個室から出たその彼(おそらく20代半ば)は、私を見ながら苦笑いをし、そのまま外に出て行った。
大きな音を立てたことが恥ずかしかったのか、それが彼の普段の行動なのか分からないが、つまり、彼は手を洗わずに外に出て行ったわけだ。
手洗いを終え、服装を少し正し、外に出た。
近くの自販機で、ミネラルウォーターを買った。
そのまま車に戻るため喫煙コーナーの前を通ると、さっきのトイレの彼がタバコを吸っていた。
左手にスマホ、右手はタバコを指で挟み、薬指で画面をタップしていた。
器用といえば器用だ。
彼女なのか、隣にはかわいらいし女性が座っていて、同じスマホの画面を見ていた。
その時、WSJの記事を呼んだことを思い出した。
その記事、まだ掲載されているので、リンクを貼っておく。
スマホは病原菌の温床、異常な数のふん便性大腸菌群が付着=専門家
手を洗わない彼の指には、大腸菌が付着している可能性が高い。
ましてや、トイレの個室のドアノブ等にも、他人の大腸菌が付着しているだろう。
だから、トイレを利用したら、最後に石鹸で手を洗う必要がある。
つまり、手を洗わない人のスマホは病原菌の温床になり易いわけだ。
スマホの画面についた大量の大腸菌(それもふん便性!)が彼女に見えたとしよう。
そして、その大腸菌の由来が、彼の手だったとしよう(おそらく間違いないが)。
それでも彼女は彼と並んで座り、スマホの画面を見ることができるだろうか?
その彼は、最近のファッションで身を着飾り、眉毛もきれいに整えている。
いかにも若い女性に好かれそうな、イケ面である。
でも大腸菌(それも分便性!)だらけなら、その全てが無駄になる。
清潔あってのおしゃれだと思う。
新人のころ、上司に言われたことがある。
「爪はいつもきれいにしろ!靴は磨いておけ!清潔でないと、営業はできないぞ。」
つまり、不潔だと、営業以前に人として生理的に嫌われてしまう、という事だ。
改めて自分のスマホの画面を見た。
なんだかギラギラ光っていて、所々に白いスジが見える。
手の脂なんだろう。
スマホの画面も爪や靴と同じ、いつ人の目にとまるか分からない。
できるだけ、きれいにしておこう。
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