2013年6月2日日曜日

投資と投機、実業と虚業

私は、株と外貨トレードを副業としてやっている。

年間で換算すると、そこそこ利益は出ている。

たぶん、トレーダーの中では平均より上にいると思う。

ただ、どんなにトレードの収入が増えても、専業にはならないと思う。

その理由は、私にとってのトレードはゲームでしかないからだ。

ゲームを専業にして、飯を食っていくつもりはない。

証券会社やFX業者に口座を開き、そこに種銭を振り込む。

この時点で振り込んだお金は、お金ではなくゲームで言うHPのような物になってしまう。

そしてそのHPが増え、払い出して銀行の残高に反映して、初めてお金になる。

つまりトレード自体がネットゲームと同じ、という感覚だ。

もうひとつ、専業とレーダーにならないのは、トレード行為そのものが投機だからだ。

トレーダーの中には、このことを理解していない人が多い。

金で金を生む行為は虚業であって、実業ではない。

虚業と分かっていてトレードするなら良いだろう。

トレードで成功した人が実社会で通用するかというと別な話になる。

その逆も然りである。


カリスマトレーダー(といわれる人)が本を書いたり、出版社と提携して雑誌に記事を書く。

これは、実業への憧れだと思う。

一方で、出版社のビジネスモデルを考えると、その記事が信用に値するかどうかは一考だろう。

売れるなら何でも良い出版社は、有名なトレーダを表に出す。

ただ、本当にそのトレーダーが儲けているかどうかは、究極のプライベート情報だ。

雑誌に載っていることを、そう簡単信用はできない。

トレーダーも虚勢を張るだろう。


このような考えができるのも、実社会のスキルの一部だと思う。

出版業界自体が実業で、そのビジネスモデルや慣行も特徴がある。

それを知っているのと知らないのとでは、その謝礼なども違ってくる。


私は実社会に生きている。

そこから逃れようとしても、無人島にでも行かない限り逃れられない。

だから、実社会での能力を磨き、プラスアルファーで投機の世界のスキルを磨く。

そうは言っても、トレード時の冷静な思考は、実社会でも役に立っている。

贅沢かも知れないが、両方でスキルを磨きたいと思う。


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