2015年7月17日金曜日

メリットとリスク

私の会社の製品を2台使っているユーザーがいる。

その製品に特に不具合は無く、問題なく運用できている。

今年度も3台目を追加で導入する予定だった。

先日、そのユーザーのところに、別のメーカーが新機種をPRに来たらしい。

ユーザーの調達担当者は、新製品に弱いのだろう。

この話に飛び乗った。

先日、私が訪問すると、その別のメーカーの新製品を買う気満々のご様子だ。

私も悪い器械では無いと思う。

ただ、その器械、他の器械と組み合わせると、問題がある。

発火、場合によっては爆発のキケンがある。

そして、そのユーザーは、まさにそのキケンな組み合わせで使おうとしている。

お金を出して買うのはユーザーだ。

買いたい物を買う自由はあるし、買えばいいと思う。

ただ、私の大切なお客様でもある。

危険があると分かっていて知らないふりはできない。

「それ、キケンですよ。」

先日、そう担当者に伝えた。

でも、彼はどうしてもその新製品が欲しいのだろう。

玩具をほしがる子供と一緒だ。

ああ言えばこう言うで、何を言っても買う方向にしか話を持っていかない。

自分で自分に言い訳をしている。

仕方ないので嫌われるのを覚悟で言ってやった。

「なんと言おうが、リスクが大きくなり、事故の可能は高くなります。」

「事故が起きた場合の責任を、貴方が取るなら買えばいい。」

「リスクが大きくなると忠告したので、事故が起きた場合、誰にも責任転化はできませんよ!」

事故が発生するリスクを取ってまで、新製品を導入するメリットは無い。

なぜ、冷静に考えられないのか、不思議で仕方ない。

事故が起こってからは遅いのだから、リスクは常に排除しないといけない。

ちなみに、この商談を逃しても、私の成績には1%程度の影響しかない。


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